お知らせ
仏さまのお膳について
2018/1/29
仏さまに供えるお膳のことを、霊供膳(りょうぐぜん)といい、故人の祥月命日や年忌法要など特別な日に供えるお膳のことです。毎日のお参りには仏飯器や茶湯器を用いますが、法事の際には故人の供養の為に霊供膳をお供えするのが一般的です。
最近この霊供膳についてご質問を受けることが多くありますので、一例を載せます。
左下:〈飯椀〉白いご飯、季節の炊き込みご飯、まぜご飯など
右下:〈汁椀〉味噌汁、お吸い物など
中央:〈高皿〉漬物、酢の物など
左上:〈平椀〉五種盛り
右上:〈坪椀〉煮物、あえ物など
※五種盛り[五色の食材を使う…青色(緑色)、黄色、赤色、白色、黒色]
青(緑):いんげん、さやえんどうなど
黄:かぼちゃ、ぎんなん、栗など
赤:にんじん、もみじ麩など
白:高野豆腐、だいこん、れんこんなど
黒:しいたけ、煮こんぶなど
精進料理のため、肉や魚は避けて下さい。
また、具材は季節を感じられる物が含まれるとより良いでしょう。
尚お供えする向きですが、召し上がるのは仏さまなので、お位牌の前にお箸がくるように向けて下さい。