麟慶寺のご案内
ご挨拶
息子を持つ者は、息子のことで思い悩み、
牛を持つ者は、牛のことで悩む。
人は、自分が執着しているもののことで思い悩む。
実に、執着のない人は、思い悩むことがない。 (阿含経)
牛を持つ者は、牛のことで悩む。
人は、自分が執着しているもののことで思い悩む。
実に、執着のない人は、思い悩むことがない。 (阿含経)
人はあらゆるものに執着する。富に執着し、財に執着し、名に執着し、命に執着する。有無、善悪、正邪、あらゆるものにとらわれて迷い重ね、苦しみと悩みを招く。執着は自分勝手な認識から生まれ、苦しみを生み出すのである。つまり、苦しみをなくすにはそれの原因となる自分勝手な認識(分別)を改めることである。やさしく言えば、心を調えるということである。一日一度、わずかな時間でもよい。静かに坐って自分を見つめるのもよいのではないでしょうか。
生活信条(妙心寺)
一日一度は静かに坐って、
身と呼吸を調えましょう。
人間の尊さにめざめ、
自分の生活も他人の生活も大切にしましょう。
生かされている自分を感謝し、
報恩の行を積みましょう。